ウォーターサーバー情報

ウォーターサーバーの選び方
 ウォーターサーバーといっても、その種類は何種類にもなります。そこで実際どれを選べばよいのか迷われる方も多いでしょう。
 そこで、ウォーターサーバーを選ぶポイントをあげてみますので、その中からご自分が重要だと思われることを満たしているサーバーを選んでみてはいかがでしょうか。
@ 衛生的であるか
 ウォーターサーバー内のタンクは、構造上、多少に関わらず空気が入らなければ水が落ちない構造です。
 しかし、空気中には様々な細菌・雑菌があり、それがタンク内に入り増殖します。殺菌力のないミネラルウォーター内は、菌にとって恰好の繁殖場所です。空気中とは比べ物のにならないくらいの早さで繁殖し衛生的にも問題があります。
 ガロンタイプとよばれる以前からあるサーバータイプは、この点に多少不安が残ります。やはり、使うたびにゴボゴボと入っていく空気がきれいなものなのか気になる方もいるでしょう。
 そういった問題を解消すべく登場したのが、空気の入りにくい柔らかいPET樹脂のボトルタイプのサーバーです。
 また、それでもまったく空気が入らないわけではないので、その空気を浄化するシステムを搭載しているかどうかも判断材料になるでしょう。
A サーバー維持費
 ウォーターサーバーを利用するには、お水の代金だけではありません。温水と冷水が両方使える機器なので、それなりのお値段がします。
 そこで各社は、サーバーレンタル料を課金したり、サーバーメンテナンス料を課金したりして、サーバーに投資した資金を回収します。
 しかし最近では、サーバーレンタル料を課金しなかったり、メンテナンスフリーの設計にしてメンテナンス料が発生しない仕組みのサーバーにするなど工夫を重ねてきています。
 もちろんメーカーは、サーバーレンタル料を課金しない代わりに、定期配送といういわゆるノルマ制を取り入れて、利用者から毎月定額の料金を徴収できるシステムをとっています。
 ですので、飲みきれないお水を注文するよりはサーバーレンタル料を払った方がお得なのか、各社が定める使用量のノルマがあっても使い切るだけの需要があるのかを十分検討する必要があります。
 それ以外にも、当然電気代もかかってきます。おおむね、どのメーカーも電気代は1,000円前後とうたっています。ただ、その中でもエコ機能を搭載したものもありますので、どのようなサーバータイプを取りそろえているのか確認する必要があります。
B 安全性はどうか
 衛生面もさることながら、安全面も考慮する必要があります。
 衛生面で問題のあったガロンタイプとよばれる堅い容器は、素材原料に環境ホルモン「ビスフェノールA」が含まれており、健康に与える影響も懸念されています。
 その点、PET樹脂を使った柔らかいタイプのボトルは安全面でも一日の長があります。
 温水については熱湯が出てくるので、お子さんのいる家庭では心配になるでしょう。しかし、基本的にどのメーカーさんも、チャイルドロック機能を備えているので、その点で迷われることはないでしょう。
C 利便性はどうか
 ひとくちに利便性といっても、いろいろな意味があります。
 一つは、宅配システムがどうなっているのか。宅配業者による宅配でボトル回収がないのか、業者が定期的に回ってきて配達・回収をするのかも検討課題とする必要があります。前者は、不在時でも不在票を入れてもらえるので後日受け取ることができ便利ですし、後者はそういった利便性がなくても業者と直接会えるので、何かあったときにはサポートを受けやすいという利点があるでしょう。
 もう一つは、容器の問題です。一般的な12リットルタイプを自分でセットできるのか、できなければ7リットルタイプの小さなボトルを取り扱っているメーカーにしなければならないでしょう。また、飲み終わった後のボトルの後始末も考えなければなりません。ペットボトルとしてリサイクルできるPET樹脂タイプのものがよいのか、自分で処分する方が面倒なので業者が回収にきてくれるガロンタイプの方がよいのか、ご自分にあったタイプを選択する必要があります。
D デザインはどうか
 これも重要視される方はいるでしょう。やはり、お部屋の一部となるわけですので、お部屋にあったデザインのものを選ばれるとよいでしょう。メーカーによってはカラーバリエーションが豊富なものもありますし、逆に、1種類しかないものもあります。
 また、サーバータイプとして卓上タイプと床置タイプの二つのタイプがありますので、まず、お部屋のどこに設置するのかを決める必要があります。サーバーは結構大きな面積をとるので、事前にちゃんと寸法を測って、各メーカーのサーバーの寸法を確認しておく必要があります。

ワンウェイとは?
 ワンウェイとは、ワンウェイ方式を採用しているウォーターサーバーです。
 見た目の違いは、ボトル部分にカバーがついているものはワンウェイですね。
 それでは、そもそもワンウェイ方式とは何かということですが、一番の特長はボトルが使い切りで回収を必要としないということです。
 ワンウェイ方式のボトルは柔らかくPET樹脂でつくられています。そのため、使用中にボトル内に空気が入りにくい構造になっていて衛生的です。
 また、リターナブルボトルと違って、ボトルは毎回新品ですので、その点でも衛生的なシステムになっています。
 しかし、まったく空気が入らないわけではありませんが、ほとんどのメーカーがその入ってくる空気をもきれいにして雑菌の繁殖を抑えるというシステムを搭載しています。
 その結果、タンク内はいつも無菌状態となり、サーバーのメンテナンスが不要となるそうで、メンテナンス料が発生しないシステムになっています。
 かといって、何年もメンテナンスをしないのはちょっと心配という方は、3〜4年使ったらサーバーを交換してもらえばよいのではないでしょうか。だいたいの業者さんは5千円ほど払えば新しいサーバーに取り替えてくれます。
 毎年サーバーメンテナンス料で5千円も払うよりは、たとえサーバー入替手数料で5千円かかったとしても、3〜4年で5千円のメンテナンス料と思えばお得という考え方もできますね。
 このメンテナンスフリー設計は、コスモウォーターさんの特許技術だそうで、他のワンウェイ方式のメーカーは、結局コスモウォーターさんのOEMとしてサーバーを提供してもらっているようです。
 また、使い終ったボトルは柔らかいのでぺっしゃんこにして、PETボトルとしてリサイクル処分できます。飲み終わったボトルを収納するスペースも不要なので便利です。

リターナブルとは?
 こちらは、従来からあるタイプのもので、リターナブル方式とよばれ、ボトルはむき出し状態のものがほとんどです。
 『リターナブル』の文字を読んで分かるように『返却可能』ということなので、使い終ったボトルは業者が回収・洗浄して、繰り返しボトルを使う方式です。イメージするなら、ビール瓶や牛乳瓶を再利用して使用するようなものです。
 こちらは、ワンウェイ方式と違い、ボトルはガロンタイプとよばれる堅い素材で作られています。見たことのある方はおわかりになるかと思いますが、使う度にゴボゴボと空気が入るので、ボトル内の衛生面が懸念されています。また、その素材原料には、環境ホルモン「ビスフェノールA」が含まれており、健康に与える影響も懸念されているので、そいうったことが心配な方はワンウェイ方式を選んだ方がよいでしょう。
 そうなると、リターナブル方式のメリットがないのではと考えられる方も多いでしょう。
 しかし、リターナブル方式を採用している会社は、必ず1年に1回のメンテナンスをしてくれます。そのメンテナンス料は別途支払うか、サーバーレンタル料に組み込まれています。
 メンテナンスフリーはやっぱり信用できないという方はリターナブルをおすすめします。
 あとは、直接業者が宅配してくれるところが多いので、サポート体制としてはリターナブル業者の方が安心できますね。

RO水と天然水の違いは?
RO水とは?
 RO水とは、RO( Reverse Osmosis )の略で、半透膜に浸透圧と逆らう形で大きな圧力をかけることで「逆浸透」をおこさせる技術のことで、RO水はこの逆浸透膜(RO膜)でつくられた水のことをいいます。簡単にいうと、強力なろ過をして、不純物を除去する技術です。
 その結果、生成されたお水は、限りなく純水に近いものになってしまうので、各社はそのRO水に独自の配合でミネラルを添加してミネラルウォーターを作っています。
 一般的にRO水を扱っている業者は、各工場のある水道水をRO処理しています。ただ、アルピナウォーターは天然水をRO処理していますが、そのかわりミネラルは添加していません。
 このように、水を採取するという工程がない分、安くお水を提供することができます。
天然水とは?
 一方、天然水は、天然のお水を極力人の手を加えないで、最低限の殺菌・ろ過・沈殿処理をするだけなので、もともと含まれているミネラルを除去することなくお水を楽しめます。
 しかし、RO水のように水道水から原料を調達できないので、お水をくみ上げる工程があったり、採取場を探したりという手間がかかるので、どうしてもその分、割高になってしまいます。
 また、採取地によって成分が異なるので、検討する際はお水に含まれる成分も考える必要があるでしょう。

>>> 商品別成分比較表はコチラ


 結局、RO水、天然水どちらにもそれぞれ魅力があります。
 どちらがいいのかといわれても、選ばれる方が何を重視するかで違ってきますので、一概にどちらがおすすめということはいえませんね。
 何でもいいから安ければいいというのであればRO水ですし、お水の産地・成分にこだわるなら天然水ですね。
 ご自分のライフスタイル、家族構成、収入等総合的に判断して、一番自分にあったメーカーを選ばれるのがよいかと思います。
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